大都会全線停車

とうらぶの二次創作描きたい

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元素をめぐる美と驚き アステカの黄金からゴッホの絵具まで(ヒュー・オールダシー=ウィリアムズ)

特にきっかけがあるわけではないが、非常に科学に傾倒していたくなるときがある。
たまたま歴史に辟易していたり、単に日常において不足していたり……。
例の如く月初めに次月の新刊をチェックしていたところ、目に留まった。

「科学」は好きでも「物理」と「化学」は昔から苦手だった。
特に化学は酷いもので、いかに進学校とはいえテストで半分以上とったためしがない。
理解はできないくせに興味はまあまああるので、一般的な文系学生よりは物理にも化学にも造詣は深いと自負している。

私が今まで触れてきた科学の扉とは違う扉を敲いた。
書名の示すとおり、まさに「元素そのもの」に焦点を当てた作品だろう。発見者にまつわる話もあるが、あくまで元素の発見におけるその人物の立ち回りを示しているだけで、人間が主体ではない。
国や年代を隔てているせいかややイメージしにくい(クロムがそうだった)逸話もあったが、「こんなところにこんな元素が――」という驚きと、「こんな元素にこんなイメージが――」という文化を味わえた。

図版がもっと豊富であればという無理を請うてみる。
さらに惜しむらくは、(恐らく)逐語訳のせいで翻訳文自体が悪い言い方をすれば中高生が訳した英訳文のように感じてしまうことだ。普段翻訳ものは殆ど読まないのだが、これは「日本語」としては読みづらいと感じた。


昨今では放射性元素にばかり目が行きがちだったが、身の回りにあると自覚しているものからないものまで、あらゆる元素の認識を改めさせられた。
最後にインタビューしたオガネシアンの名を冠する元素が、この文庫本発行時点で一番遅い元素番号の元素であることに、何だか奇妙な暗合を感じた。
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プロフィール

如意自在

Author:如意自在
某大都会県在住です。
もう勉強しなくてもいいということに咽び泣く。

本の感想:歴史ものと推理ものがメイン……のはず。
絵:少年漫画(ジャンプ)に感化されたものが多いです。

世界ふしぎ発見!マニア。2002年5月25日以降のデータは保存済み。
オカルトとかも好きです。あの胡散臭さがたまらない。

現在無双OROCHI2(PSP版)をプレイ中。
げんきっき!


以下、好きなもの。
人文科学、自然科学。このへんはストライクゾーンが広いです。

人文科学は本好きなので、そこから得た知識だったり、博物館・美術館に実際に行ったり。
歴史を好きになったきっかけは吉川豊先生の漫画かな?

自然科学のほうも博物館通いとNHKスペシャルの賜物ですね。
『生命』と『地球大進化』は名作。
短いのだと『恐竜vsほ乳類』かな。
物理・化学系は苦手ながらもあさりよしとお先生の著作で頑張って勉強してます。


少年漫画:90年代のジャンプ漫画を中心にそれ以降の作品がメイン。
ベストはるろうに剣心、次点で封神演義。BLEACHとか銀魂とかからもかなり影響受けてますね。
大元を突き詰めればドラゴンボール。かめはめ波の練習はやるよね!?

音楽:浜崎あゆみ、ALI PROJECT、Sound Horizon。
その他アニソン。

小説:司馬遼太郎、京極夏彦あたりがドストライク。
女性作家の文章よりは男性作家の文章のほうが好み。


(ΦωΦ)<猫好きです!
2014122904.jpg


好きなアニメ会社
京アニ、P.A.、A-1、J.C.、I.Gなど。


リアルでは話しかけづらい空気を醸し出しているらしい……ですがそんなことはないので、お気軽にどうぞ!

また思いついたら何か書きます。


最終更新日
2016年2月7日

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