大都会全線停車

とうらぶの二次創作描きたい

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惑星カロン(初野晴)

私は今、途轍もない無理難題に挑んでいる。
この作品の感想を言語化してブログにアップする――その行為の矛盾をつかれてしまったのだから……。だから私は私たりえない。


難しく考えるのはいったん止めにして、まずは軽くいってみよう。

私は「当人が呪われているという自覚があるのならば呪いはある」と主張する。一種のプラシーボ効果だ。
作中でも言及されているとおり、呪いのスケールが小さい。単なる偶然や恣意的な意味付けで片付けられる範囲だ。
盲点となるのは最初のオーナーの言葉だ。これに気づきさえすれば、店長が発生源だということに辿りつく。
天体記号に関しては、私と同じく1990年前後に生まれた女性ならすぐに惑星を表すものだと気づけるだろう。それどころか、作中で触れられていないものでも太陽系の惑星全ての記号をソラで思い浮かべることさえ可能かもしれない。
「呪い」という言葉だけが独り歩きをしてしまった結果、呪いのフルートが出来上がってしまった。いつか倉沢さんが受け継ぎますようにと星に願いを込める。
呪いの楽器全般について興味をもったので簡単に調べてみることにした。
そういえば、弦楽器の場合は「げん」で弓弦の場合は「つる」なのだがルビが振られていなかったな。『迷宮の十字路』を見た人は絶対に間違えない!

次は実際に犯罪が絡んでくる穏やかではない話。
北欧・東欧に実在する「ヴァルプルギスの火祭り」を初めて知ったのは2010年前後の『世界ふしぎ発見!』だった。
それから某魔法少女アニメで有名になった(私はそのアニメを見たことがない)。
今回読んだことに伴って、久しぶりにウィキペディアのページを見てみたら、以前より段違いに詳しくなっていた。
ヴァルプルギスと魔女に、邪教として貶められたという共通点は見出せても、そこから結末までは思い描けなかった。
モスキート音はちょうど私が高校生の頃に話題になっていたので、解答が提示される直前に思い至った。いつもながら遅い。
“HEXE”も“HASHISH”も悪い大人の私は知っていたが、魔女が空を飛ぶとされるのは阿片による幻覚症状というのは聞いたことがあったようななかったような……。

本作唯一の休憩所のような「旧校舎全開事件」。まあ生物部にとっては災難だったが……。
風通しのよい設計、窓が全開と何度も強調されていたのだから、スウェーデンの名前が出た途端に気づくべきだった。これまた解答の提示ギリギリになって思い至った。
そこまでは「ギリギリでも答えを読む前に気がついたぞ~」という低い低い優越感に浸れたのだが、本当の謎は本当にわからなかった。
プテラノドンを(一般人に比べて)知りすぎているのが邪魔をした。だ、だって翼開長7mのプテラノドンと、いくら大型とはいえオオコウモリを見間違えるはずがないじゃないか!
とはいえ無事見つかってよかったね。同じ個体かどうかはわからないけれど。


さて、再び難題に取り組む時間がやってきた。
天文ファンとしてあるまじき失態だが、「惑星カロン」に関して、ハルチカシリーズを読み始めた1年前から本作読む少し前まで違和感を覚えなかった。
「惑星」=「カロン」と捉えれば当然違和感はたちまち形成されるのだが、私の脳内は都合よく「惑星カロン」という一個の固有名詞として捉えていた。それが偶然にも本当に固有名詞だったわけだけれども。
私には死に別れた愛しい人はいないが、愛しい愛しい家族となら死別した。もう5年になる。彼女は人間ではにゃいので勿論ブログなどをやっているはずもないが、思い出をもとに行動パターンや性格を蓄積すれば、近い将来VRで触れあえないだろうかと夢想する。
デジタルツインに関して、「箱」のなかに人工知能を搭載させるという面では『未来のたね』で読んだ「未来の家」を髣髴とさせる。
愛する人と一言でも会話をしたいと星に願う人々には、夢のようなシステムだ。それが幻想だと知っていても。人は死んだら終わりなのだ。幽冥界は遥か地の底であり、只人が到達できる域ではない。我々は模倣を模倣と知りながら享受する術しかもたないのだ。
彼我の隔たりとはよくいったもので、50億kmは地の底と同等に遠いだろう。電卓を弾いてみたが、本当に交信しようとすると片道4時間半ほどかかる。

人々よ、幻想と知れ。止まった時計の針を動かすことができるのは幻想ではなく生身の人間のみだ。
この感想を読んでくださった方、ここにいる私は私の貌をした何かであり、私ではありません。


最後に。後藤さんのおじいさんがまだご存命のようで安堵。
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カブキブ!6(榎田ユウリ)

文化祭は2度目だが、規模が大きくなってやっと今回がそれらしいという感じ。


物語は前巻のヤジ問題が引き続いている。
それは中盤に解決するのだが、そのことでクロとトンボが喧嘩をしてしまう。
ああー、私も喧嘩慣れないなあ。友達と喧嘩したってお互い嫌な思いをするだけだもの。
喧嘩をするほど、両者譲れないものがあるとも捉えられるけれど、友達関係を持続させたいなら多少は目を瞑るかなあ。それか冗談気味に注意したりとか……。真に迫って言うようなことは私ならできるだけ避ける。
今回クロが暴走気味だったのは火を見るより明らかだが、トンボの性格が阿久津のようだったら喧嘩にはならなかったかもしれない。普段は親友同士で相性がよくとも、いつもそれで良好な関係を続けられるとは限らない。

トンボとはギクシャクしながらもひとまず文化祭を迎えたわけだが、カブキ部の負の伝統、トラブルが発生してしまった。
もう演劇部は白だと思うから、今度こそ黒幕は渡子?


最新刊まで追いついたのでキリよく終わってほしかったが、それは無理な相談だった。
平穏無事なカブキ部はいずこ……。

カブキブ!5(榎田ユウリ)

待ちに待った夏合宿!
やっぱり部活ものはこのイベントがないとな。


みんなで一緒に食事をしたり風呂に入ったり……そして夢中になっていることを朝から晩まで行える。
これぞ合宿の醍醐味!改善点なんかを、生活パートで話し合っているのがいいよね。


水帆ちゃんは声、
トーマは身振り、
……そして唐臼は姿勢が問題だ。
前者二人は特訓パートで早めに攻略。

問題は唐臼だ。4巻の主語が明かされない独白で、唐臼がバレエ経験者であることは察しがついていた。
例の彼女とのやりとりから、失敗したものがネット上にあるということも。
だが、悪質に編集されて出回っているのは予想外だった。それは……確かに隠したくなるし、知られればそのコミュニティにはいられなくなると思うのも無理はない。
しかしここはカブキ部なのだ。他人の過去をほじくり返すのは粋ではない。
受け容れてくれる人たちは周りにもういる。あとは本人の気持ち次第――

カブキ部らしく、なんやかんやとドタバタしながら乗り越えていくのは逃れられない宿命らしい。


渡子の本性がわかったあとも再登場となるが、個人的にはもう引っ掻き回すのはやめてほしいな。
今回は唐臼の動画をみんなが知るきっかけとして登場せざるを得なかったわけだが。
最後に夏祭りでの公演を野次った男子たちでさえ、彼女の差し金ではないかと疑ってしまった。
一年生が無事に公演できる日は一体いつになるのやら……。


次はいよいよ文化祭に向けて本格始動かな?

カブキブ!4(榎田ユウリ)

ついにクロたちに後輩ができた!


体操部と共演した新歓が奏功し、仮入部期間は新入生が大挙してきて……まではよかったのだが、モジャこと生島さんのスパルタっぷりにどんどん入部希望者が減っていく。
でも、今までだって丸ちゃんたちも基礎トレーニングはしていたのだから、それが大掛かりになったものだと思えば多少はね?
とはいえ、文化部(同好会)なのに運動部並みにトレーニングさせられたら嫌になるわなあ。だが体力も体幹も鍛えていないとまともに演じることもできない。吹奏楽部と一緒だね、体力の要る文化部。
び、美術部だってキャンバス貼ったり運んだりするのは体使うから……!(震え声)

やっと残った4人が嫌々ながら与えられた役を練習しているシーンは、いかにも部活ものっぽくてよかった。
まあそうは問屋が卸さないのだが……。


ここにきて、このシリーズで人の内面の醜さがテーマになるとは思わなかったので、ちょっと面喰った。
人に嫌う嫌われるっていう話、苦手なんだよなあ。現実での自分がなるべくそういうことにかかわりたくないというのもあって、フィクションでも本当に出会いたくない。
何が原因で嫌われるのかなんて嫌った当人にしか理解しえないことだが、理不尽な内容で嫌われたほうにはたまったものではない。
以前何かの感想記事で書いたが、中学のとき馬鹿が勝手に嫉妬してきたことはあったな。まあ歯牙にもかけなかったが。

世の中努力で何とかなる問題ばかりではないのは承知だが、努力しなかった輩に言われる筋合いはないな。
家庭環境や障害の有無は個人ではどうにもならないことだが、それをどうにもならないこととして最初から何もしないのか、多少は足掻いてみるのかではだいぶ心象が違う。
況てや努力して成功した人や頑張っている人を恨むのはお門違いもいいところだ。
「努力なんてしても」という人の殆どは、本当の意味で努力をしていないだろう。私はそう斬り捨てる。努力実らず嘆いていいのは、何もかもやり尽くしたほんの一握りの人間だけだ。大半の人間は、そこにすら辿り着けないまま己の努力不足を棚に上げているだけだ。
私はやり尽くせなかった。「努力した」と言い切る資格を得ることさえできなかった。


戻ってきた3人は、今度こそ薄っぺらな言葉に踊らされたりなんてしないだろう。
今後の活躍が楽しみだ。

そして5巻は表紙から連想していたとおり夏合宿!部活ものといえば外せない!!

お兄ちゃん

ひっっっさしぶりの更新だというのに、スマホからですwwwwww(もうベッドと結婚したい)

遥か昔に書いた、『7SEEDS』読後の違う画風シリーズです。

1704131.jpg

そこ、「誰?」とか言わない!
歳熙ですよ~!!
別にシチュエーションを決めて描いたわけではないですが、結果的に「千年後に誕生したばかりの弟を見守る兄」という構図になりました。
この小説のその後でしょうか。


相変わらずトーン削りがド下手なので、案の定破れてます。鋒が磨耗しないカッター誰か開発してくれwwww

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プロフィール

如意自在

Author:如意自在
某大都会県在住です。
もう勉強しなくてもいいということに咽び泣く。

本の感想:歴史ものと推理ものがメイン……のはず。
絵:少年漫画(ジャンプ)に感化されたものが多いです。

世界ふしぎ発見!マニア。2002年5月25日以降のデータは保存済み。
オカルトとかも好きです。あの胡散臭さがたまらない。

現在無双OROCHI2(PSP版)をプレイ中。
げんきっき!


以下、好きなもの。
人文科学、自然科学。このへんはストライクゾーンが広いです。

人文科学は本好きなので、そこから得た知識だったり、博物館・美術館に実際に行ったり。
歴史を好きになったきっかけは吉川豊先生の漫画かな?

自然科学のほうも博物館通いとNHKスペシャルの賜物ですね。
『生命』と『地球大進化』は名作。
短いのだと『恐竜vsほ乳類』かな。
物理・化学系は苦手ながらもあさりよしとお先生の著作で頑張って勉強してます。


少年漫画:90年代のジャンプ漫画を中心にそれ以降の作品がメイン。
ベストはるろうに剣心、次点で封神演義。BLEACHとか銀魂とかからもかなり影響受けてますね。
大元を突き詰めればドラゴンボール。かめはめ波の練習はやるよね!?

音楽:浜崎あゆみ、ALI PROJECT、Sound Horizon。
その他アニソン。

小説:司馬遼太郎、京極夏彦あたりがドストライク。
女性作家の文章よりは男性作家の文章のほうが好み。


(ΦωΦ)<猫好きです!
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好きなアニメ会社
京アニ、P.A.、A-1、J.C.、I.Gなど。


リアルでは話しかけづらい空気を醸し出しているらしい……ですがそんなことはないので、お気軽にどうぞ!

また思いついたら何か書きます。


最終更新日
2016年2月7日

pixiv

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